感想雑貨店フヒねむ

ねむくて仕方がない日々の記録を残せたらいいな、と思っています

【漫画感想】「孤食ロボット」 4巻

孤食ロボット 4 (ヤングジャンプコミックス)

会計が3000ポイント貯まると交換できる○×フードカンパニーのプレゼントは単身者の食事と健康をサポートするアンドロイド。熟年離婚の危機にあるおじさん、控えめな性格のOL、デキる後輩に焦るアラサーサラリーマン。なんだかうまく行かない日々を送るご主人様を、アンドロイドが“食"で元気付けていきます──。

Amazon内容紹介より

「孤食ロボット」4巻の帯にロボホン登場で、まさかの現実世界のロボットが漫画内のアンドロイドを応援する事態になっていますが、これがもっと中の人感のない、それこそ孤食ロボットのお話の中に出てくるアンドロイドたちのようなコミュニケーションができる時代になったら凄いなあ、とか思いました。まあ、当分の間は中の人が必要なくなることはないのでしょうけれども。ちなみに孤食ロボットに出てくるアンドロイドたちを見ていると、アンドロイドの中の人たちは技術的にもですが、人間的にも立派そうな印象を受けますね*1


さて、グルメ漫画溢れる昨今ではありますけれども、孤食ロボットはまず登場するアンドロイドたちの可愛さに目がいくために、それほど料理漫画という印象が強くない気がします。また3巻の感想の時も書きましたが、そのアンドロイドの存在目的が基本的には企業の営利活動である、というところはアンドロイドが可愛くなりすぎない、という点で意味があるのかな、とも思いました。そして扱われる料理が一般的な家庭料理+αという感じなのも良いですね*2。ジャンクな感じも少なく、栄養バランスなども考えられているところも嬉しいです。

ちなみに4巻で扱われている料理の1つにワッフルがありましたが、ベルギーワッフルには2種類あるのですね。知りませんでした。一時期Mr.WaffleR.Lをオヤツとしてよく食べていたのですが…食べることに夢中になりすぎてしまっていたのか、全然気にしていませんでしたね。ワッフルを自分で作ると楽しいであろうことは間違いないので、もう少し生活が落ち着いたら自家製ワッフル作りにもチャンレジしてみたくなりました。ワッフルメーカーは必須になりそうなのが悩ましいところですけれども。

ところで4巻で登場するシオリさんがワッフルを作るキッカケになったお客さんの男性ですが、接客に関して凄いと思っているシオリさんがいたお店だったから、そのお店からイチゴメニューを聞き出したかったのでしょうかね*3。仕事としての偵察であれば、元々イチゴメニューが豊富なお店に偵察に行くべきですけれども…それともスパイ行為があまりにも公になってしまうと困るので、定番メニューとして存在しないシオリさんのお店がターゲットにされたのでしょうか。行動が少し謎です。ただもしかしたら飲食のお店であれば、よくある話なのかもしれませんね。


またほぼレギュラーの高木さんと永田さんの2人は、何だそりゃ的な軽めの恋の障害もありつつも、しっかりと乗り越えていて、単身者用であるアンドロイドが使える日々も少なくなっているのかな、とか思ったり。漫画の中の出来事とは言え、2人の幸せを祈ってはいるのですが、アンドロイドの役目が終わってしまいメモリーが抹消される、というのはなかなか寂しいものがあります。3000ポイント貯まると交換できる、というアンドロイドですが、よくある100円で1ポイント制のお店だとすると30万円分の食事ですよね。30万円のアンドロイド、というとかなり高価という印象がありますけれども、毎日1000円分食べていたら1年経たずに貯まるポイントですし、何より高機能。単身者だけではなくて、もっと多くの人が使えても良いような気がするのですが…。成長期の子どもがいる時のメニューとかも栄養バランスを考えて提案してもらえれば、ポイント関係なく30万円出しても欲しい人はたくさんいそうな気がします。家族の食材からメニューに至るまでの食生活を一企業に支配されそうな雰囲気は少し恐い感じがありますが。


そんな訳で「孤食ロボット」4巻は相変わらずの可愛いアンドロイド君たちを愛でながら、読んでいると自分も料理をしたくなるお話でした。同時に街中で同型アンドロイドに出会う程に飲食・食品チェーンが流行っている、というのはなかなかに寡占状態を感じさせられてしまって「孤食ロボット」の社会が心配になってしまったりします。まあ、現実世界も大して変わらないのかもしれないですけれどもね。

*1:印象なのに、更に「立派」という、なかなかボンヤリとした言葉になってしまいますが。

*2:4巻に関しては、若干料理の難易度が上がっている気がしましたが…

*3:聞き出す、というよりは完全にスパイ行為ですけれども…